1. 絶対フォント感
「デザイナーからの挑戦状!」というコンセプトの間違い探し系ゲームアプリ。「最近、フォントを知らないデザイナーが増えてきた」というキャッチコピーがグサッときますね!
収録されているフォントはモリサワの「リュウミン」やフォントワークスの「ロダン」などデザイナーには必須のフォントが盛りだくさん。
基本ステージはフォントの中から1文字だけ違うフォントを見つける間違い探し。最初は明らかにちがうものばかりですが、後半はよーく画面を眺めるか、フォントに精通していないとクリアが難しくなってきます。
他にも「覚えて当てて」や「マニアッククイズ」というミニゲームもあります!「覚えて当てて」は、フォントについてよく知らない人や、新米デザイナーに最適なゲームではないでしょうか。
逆に、「マニアッククイズ」は、フォントにかなり詳しい玄人デザイナー向けな印象を受けました。かくいう私も全然フォントには詳しくないため、ほとんど知らないことばかりでした…。勉強になります!
2. 目の錯覚テスト
「目の錯覚テスト」は、ゲームを遊びながら錯視の効果や種類が楽しく学べるアプリ。
「錯視」とは人間の目の錯覚のことで、これはデザインの中でもたびたび起こる現象です。錯視について知っていれば、見る人に違和感を感じさせないようにデザインの中で適切な視覚調整を行うことができるため、デザイナーにとって必要な知識のひとつです。
たとえば、錯視のなかでも恐らく最も有名な「ミュラー・リヤー錯視」。上下の線はどちらも全く同じ長さですが、なぜか違う長さに感じられるという錯覚です。
この錯視は、ゲームの中ではこんな風に登場します。二本の線のうち、左側の線が徐々に長く伸びていくので、ちょうど同じ長さと感じられるところで画面をタップ!錯視に惑わされず同じ長さが見極められるでしょうか?
タップ後に答え合わせがあるのも面白いところ。私はかなり錯視にだまされてしまったらしく、かなりズレていますね…。
基本的にはどのステージもふたつの物体のサイズ感や色が同じになった瞬間を見極めるというもので、すぐにルールがわかるはず。登場する錯視は全部で7つです。
また、以前にデザインの中で起こる錯視についての記事を書いたので、興味があればそちらも見てみてください!
3. r.color/色のプロが選ぶ色彩感覚ゲーム
ここからは色彩のゲームが続きます。「r.color」は複数の色の中から特定の色を見極めるというゲームで、洗練されたUIが特徴的です。
ひとつのアプリで「MATCHING」「WHEEL」「SCHEMES」という3つのゲームが遊べます。「MATCHING」は、選択肢の中から同じ色の色を見つけるというシンプルなゲームですが、これがなかなか難しい!ひとつひとつの色の微妙な彩度や色相の違いを見極める必要があるので、日々色を扱う職業のデザイナーにとっては燃えるとゲームだと思います。
画面下部の文字や円の色と同じ色を、画面上部のパレットの中から選びます。時間がたつにつれ、画面下部の円の面積が大きくなるというヒントの出し方が面白いです。色の面積が大きければ判断もつきやすいですよね。
「WHEEL」は選択肢の中から適切な色を選んで色相環を完成させるというゲーム。様々なトーンの色相環が出題され、中にはひっかけの色もあったりします。
そして「SCHEMES」は、画像の中に使われている色を見つけるゲーム。絵の中の小さな部分の色まで見極める必要があるため、非常に難しいです!
どのゲームにも時間制限があるため、集中してサクサク遊べます!また、「彩度」とか「色相環」ってなに?という人のためにも、リファレンスページが用意されているという親切設計。楽しみながら色の勉強ができます。
4. Blendoku2(彩独2)
「数独」は数字パズルですが、こちらは「彩独」。つまり、色のパズルです。パレットの中から色を選び、法則に沿ってボード状に色を置いていき、グラデーションを完成させるというもので、法則は明度順だったり彩度順だったりとさまざま。
最初の方はとても簡単ですが、後半のほうからはパレットの色数も多くなり、難易度が上がってきます。適度に頭をつかうため、色彩感覚アップに加えて脳トレにもなりそうな作品。
短時間でクリアできると、「世界平均を超えた!」と表示されるのが地味に嬉しいですw自己ベストが世界平均を上回るように、つい何度も挑戦したくなってしまいますよ!
5. シキタン
「シキタン」は、タイル状に敷き詰められた色の中からひとつだけ違う色を見つけるという極めてシンプルなゲーム。ですが、簡単簡単、と侮っていると痛い目に。後半になるにつれ、よーく画面を眺めないと全くわからないほど色の差がなくなってきます!
こちらもいかに早くクリアするかでスコアを競うゲームなので、ついついもう一度!と何度でもやりたくなってしまうはず。ゲームが終わると「色彩ベテラン」などの称号がもらえますw直感と色彩感覚が鍛えられますよ!
さいごに
いかがでしたか?新米デザイナーはもちろん、ベテランのデザイナーにも、楽しく遊びながらデザイン感覚がアップできるゲームアプリ。通勤時間の暇つぶしなどにぜひチャレンジしてみてください!
以上、彩でした!
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