知ってる?自分にとってベストな休息とタイミング【イベントレポート】

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先日、「休息を考える」をテーマにしたイベントに参加してきました。産後久しぶりに参加したオフラインのイベントです。

久しぶりにオフラインの魅力を改めて実感し、自分や他者との関わりや「休む」ということについて改めて考えるきっかけになったので、レポート記事でアウトプットします!

目次

前半:ミニセミナー

休みたい時に休める組織とは?キーとなるのは「多様性」

前半テーマは「自分らしく」「心地よく」暮らし働き続けることの必要性について。一見すると「休息」とは関係なさそうですが、よくよく聴いてみると「組織内での休息」に深く関係している内容でした。

個人的に印象的だったのは「多様性を尊重すること」という言葉でした。
たしかに、日本人にありがちな「有給取りづらい」問題などは、ここにあるのではないかなと思います。

例えば、以下のような思考回路です。まさに負のスパイラル…。

  1. 自分は休みたくても、休めない
  2. 自分が十分に休んでいないのであれば、他者も休むべきではない
  3. 結果的に、全員休めない

ここに、「多様性を尊重する」ということが当たり前に意識できる組織であれば、たしかにもう少し改善できそうだなと感じました。

例えば、一人一人が以下のような考えができると、今より少し優しい世界になりそうですよね。

  1. 他者が不調を訴え、休みを希望している
  2. 自分はその程度の不調では休まないが、そもそも他者と自分は違うし、違ってもいい
  3. 他者も自分もそれぞれが必要な時に休息を取る

「休息」がもたらすメリットとは?

次のテーマは「休息」がもたらすメリットや、休息のアイデアについて。興味深かったのは、休息には7つのタイプがあるということです。

たしかに、ひとくくりに「休息」といっても、何をしている時が一番「休んだ」と感じられるかは人それぞれですよね。この件については、後の座談会でさらに強く実感することになるのでした…。

休息の7つのタイプ

  1. 身体的な休息:
    睡眠や昼寝。マッサージなど。
  2. 精神的な休息:
    脳を休ませる。仕事を定期的に休むなど。
  3. 感覚の休息:
    外部からの刺激を減らし、感覚を休ませる。スマホを見る時間を減らすなど。
  4. クリエイティブの休息:
    アイデアを出し続ける(アウトプット)のをやめ、創造性を育むようなことをする(インプット)。能動的な休息。
  5. 感情の休息:
    気持ちを抑え込まないようにする。親しい人に話を聞いてもらうなど。
  6. 社会からの休息:
    人と離れて1人になる時間を持つ。
  7. 魂の休息:
    宗教活動(祈り)など。そういったものがない場合はボランティアや瞑想。

後半:座談会

身体の不調はすぐに休むのに、心の不調時はなかなか休めない…

後半は同じテーブルの方と座談会形式です。紙とペンで話し合った内容をメモするというもので、オフラインならではの楽しみがありました。

ひとつめのテーマは「最近、休めてる?」というもの。
休みたい時ってどんな時だろうね?」という話題になった時にグループ内で出た以下の回答がとても印象的でした。

「身体がツライ時は普通に休もうと思うけど、精神的にツライ時って、なかなか休みづらくないですか?でも、そういう時こそ休みたいんですけどね…」

たしかに!!と強くうなずいた場面でした。
お腹が痛い、熱がある…のような身体の不調時は割とすぐに「休まなきゃ」と思うのに、「(身体は何ともないけど)気持ちが憂鬱だし悲しい」のような時は、あまり休まないことが多いのではないでしょうか?

どこか、「こんなことくらいで…」という後ろめたい気持ちもあったりして。

これは特に女性に多いのではないかと思うのですが、「身体の不調が元をたどると心の不調が原因だった」ということはありませんか?例えば「ストレスで月経が遅れる」といった事例も、そういったことの積み重ねの結果なのではないかなと思いました。

「身体がツライ」と「心がツライ」。
どちらも確かに感じている「不調」なのに、心のほうが我慢しがちなのは不思議ですよね。

心と身体は繋がっているからこそ、積極的に心の不調時も休息を意識したいと思いました。
(自身も休み下手なほうなので、すぐには難しいかもしれませんが…)

自分にとっての「休息」ってどんな時?

次のテーマは「何があれば、何をすれば心地よい『休息』を取り、自分らしく、心地よく働きつづけることができるだろう?」

このテーマを考える最初の切り口として「何をしている時に休めていると感じるか?」でした。

同じグループ内の方は外に出かけるタイプのアウトドア派の方が多く、「運動」「旅行」「友達とごはん」といった回答が目立ちました。これは先述した休息の7つのタイプでいうと「クリエイティブの休息」にあたるのかなと感じました。

対して、私は完全にインドア派。家でひとりで静かにコーヒーを飲みながらソファで読書している時が一番「休めてるな〜」と感じます。ソファで昼寝するのも好き。「身体的な休息」や「社会からの休息」が近いかもしれません。

どんな休息のタイプが合っているのかは、人によって全く違うのだということを改めて実感しました。

「いま必要な休息」って、本当にそれなの?

ここから、さらに自分の体験を振り返って深堀りすると、「タイミングに応じて休息のタイプを使い分ける」ことも重要だと感じました。

例えば、私もゴロゴロ漫画ばっかり読むような休息だけではなく、本当なら皆さんみたいにアクティブな休息も取り入れたい。

そう考えて2週間ほど早朝ヨガ(30分)にチャレンジしたことがあったんですが、結果的にまったく前向きな気持にならなかったんですよね…。

それどころか「なんで、朝っぱらからヨガなんてやって貴重な30分使ってんだ」くらいのやさぐれた気持ちにまでなってしまいました(早朝ヨガやっている方いたらごめんなさい…)。

さらには打ち合わせで「大丈夫ですか?すっごい疲れた顔してますよ」と言われてしまう始末。「もうやめたやめた!」と次の日は8時間くらいたっぷり寝てみたら、朝からものすごく前向きな気持ちになれました。

今思えば、その時の自分に必要だったのは、「クリエイティブな休息(ヨガや運動)」ではなく、「身体的な休息(睡眠)」だったんですよね。

他の人がやっているからじゃあ自分も…というのではなく、「自分にとっていま何が一番心地よいのか」を知っていることが重要なのかなと感じました。

さいごに

「最近、休めてる?」と聞かれて「うん!超休んでる!快適!!」と答える人はいまの現代あまりいないのではないでしょうか。(偏見ですかね?)

このイベントを参加して感じたのは「人によってベストな休息のとり方は様々で、正解はない」ということです。

Googleがあれば大抵の答えは得られる現代。ですが、本当に必要なのは「自分にとってベストな休息とは何か」を自分で考えることなのかなと感じました。

もし、「最近あまり休めていないな」と感じている方がいたら、考えるきっかけになればいいなと思います。

以上、彩でした!

余談

「早朝ヨガ」はその後自分なりに調整し、10分くらいで早朝や始業前、寝る前など、一日の中に細切れで取り入れたところ、よい効果をもたらしそうな気配があります。

引き続き試行錯誤したいと思います!

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この記事を書いた人

彩のアバター UIデザイナー

自社メディアサイトのUIデザイナーを経てフリーランスとして活動しています。デザイン・コーディングからサイト運営・改善、バナー作成など色々やってました。

4歳の娘がいます。ゴッホとコーヒーとスナフキンが大好き。

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