東京で13年ぶりとなるマグリット展が開催中!
現在、13年ぶりとなるマグリット展が六本木の国立新美術館で開催中です。もう去年からずっと楽しみにしていた展示会だったので喜び勇んで行ってきました!いつも「ゴッホ!ゴッホ!」と言っている私ですが、マグリットも同じくらい大好きな画家です!
実はこのブログのデザインには彼の有名作のアイディアを使用させていただいています。「自分のブログなのだから、自分の好きなものを詰め込もう」と思って、ヘッダーに大好きな画家のモチーフを使いました。
拙いデザインですが、一応、右側の空もようの鳥がマグリットの代表作「大家族」をイメージしています。そして、ロゴの三日月はゴッホの作品「星月夜」の三日月をイメージしました。タッチまでは真似ることはできませんでしたけどね。
また、マグリットもよく作中で三日月を描くので、なんとなく三日月は入れたいなーと思いました。
マグリットについて
…と、ここまで一気にきてしまいましたが、みなさんマグリットのことはご存知でしょうか?「盛り上がっているけどマグリットって誰?」という方もいるのではないでしょうか。というわけで、ここではマグリットについてざっくりとご紹介します!(かなり個人的な感想が多めですけどね!)
マグリットは1898年11月21日、ベルギー南部の小さな町レシーヌに生まれました。そして、マグリットがまだ子どもの頃、少年時代において最もショッキングな出来事が起こります。それは、母レジーナの自殺でした。
神経を病んでいたマグリットの母は入水自殺を図ったのですが、発見された際、母の顔には白いナイトガウンがぐるぐると巻き付いていたとのことです。
マグリットの絵にはよく「顔が見えない」人物像が登場しますが、それはこの出来事の影響が大きいと言われているそうです。
絵を描く事が好きだったマグリットは、やがて夢の中の風景のような現実感を描く「シュールレアリスム」の画家として活躍するようになります。また、傍らで収入のために広告デザイナーとしても様々な作品を手がけました。
個人的には「超現実主義」というだけに突飛な構図の絵が多いシュールレアリスムは、一般的にはとっつきづらい印象を受けます。そんな中で、マグリットの作品が親しみやすく感じるのは、一般向けに作品を制作する「デザイナー」としての経験があったからなのかもしれません。
また、学校の美術の教科書には決まってマグリットの作品が登場していませんでしたか?それは、マグリットの描くシュールレアリスムのスタイルは、子どもに「芸術は自由なものなんだ」と教えるのにとても適した絵だったからではないかな、と個人的に考えています。
ちなみに、ジブリ作品の中でも有名な「天空の城ラピュタ」のモデルは、マグリットの作品「ピレネーの城」とのこと。マグリットは現代にも多くの影響を与えている画家なんですね。
マグリットのように自由な発想の作品たち
ここでは、まるで現代のマグリット!というような自由な発想のアート作品をご紹介!
マグリットがCGになった?シルエットの中の心象風景
人のシルエットの中にその人の心象風景が映し出されているような、不思議なアートフォト。電車内にいる男性の心の中は、遠い故郷の慣れ親しんだ風景が映っているのかもしれないし、信心深いおばあさんの心の中にはいつも教会が存在しているのかもしれません。
マグリットはよく「コラージュ」という手法を用います。別のもの同士を組み合わせ、新たな作品を作り上げるというもので、現代ではこの「コラージュ」を用いた写真加工アプリなどもあるので、聞いた事がある方も多いはず。
マグリットの絵画ではコラージュとしてオブジェが後から糊付けされているのか、それともオブジェの形に世界が切り取られているのかが非常に曖昧ですが、上記の作品も同じ手法で新しい世界観を作り上げています。
引用元:DDN JAPAN
食べ物を使って表現したアートフォト
マグリット作品におなじみの山高帽や青リンゴ。構図もバッチリ再現されています。
引用元:The Son of Man, 1946 by Rene Magritte | Rene Magritte
Biography, Paintings, and Quotes
海だと思ったら空だった!
海をわたっている船…だと思ったらいつの間にか空を飛んでいた!?「トロンプ・ルイユ(だまし絵)」という技法を使った作品。爽やかな画風と不思議な世界観があいまってとても神秘的です。
引用元:エンタメウス
だまし絵のスケールの大きさ!!
先述した「トロンプ・ルイユ(だまし絵)」のスケールがものすごく大きい!「大陸だとおもったら巨大な恐竜だった」とか、ファンタジーでとても好きです。
引用元:エンタメウス
マグリット関連のiPhoneアプリ
マグリットの世界がパズルになった!?iPhoneアプリ「Back to Bed」
マグリット作品にはおなじみの山高帽や青リンゴなどが登場します!夢遊病のボブを、危険を回避して無事にベッドまで送りと届けるパズルゲーム。ダリの絵のように時計が液体のごとく溶け出し、天と地が曖昧でまさに夢の中のような不思議な世界観は必見!
パズルとアート、両方が楽しめる作品となっています。
Back to Bed
Bedtime Digital Games¥400posted withアプリーチ
マグリット展のチケットみたいな写真が撮れる!iPhoneアプリ「Magritte Your World」
山高帽の男が画面内にいっぱい飛んでいる写真が撮れるアプリ。独特の1枚が出来上がりますよ!
※古い情報なので削除しました。
青リンゴで顔を隠せる!iPhoneアプリ「Magritte」
マグリットの絵のように青リンゴで顔を隠せるアプリ。ただそれだけなんですけどねw面白い。かなり古いアプリなのか、青リンゴの解像度がちょっと低めです。
※古い情報なので削除しました。
マグリット展は6月29日まで開催中!
マグリット展は6月29日まで開催しています!マグリットの展示会は本当にレアなので、これを機にぜひ足を運んでみて下さい!
「マグリット展」概要
- 期間:2015年3月25日(水) ? 6月29日(月)
- 休館日:毎週火曜日
- 開館時間:10:00?18:00。金曜日は20:00まで。
- 入場料:一般1,600円、大学生1,200円、高生800円
- 会場:国立新美術館 企画展示室2E
- 公式サイト:http://magritte2015.jp/index.html
より詳しい情報は公式サイトを参照してくださいね!
以上、彩がお伝えしました〜!
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